2011年度
『秋刀魚の味』の感想
杉本秀平
この映画が公開された1962年は、私の父の生まれた年でもあるので大変興味深い作品であり、 この映画を通して、当時の日本の生活スタイルや家族観などを学べることができました。
> 意外と今とあまり変わりはないですが、モノやサービスに不自由しない現代に比べると、あの時代 の方が精神的なゆとりがあるように感じました。画面の向こう側にいる登場人物達がとても 幸せそうで、現代を生きる私にとってはとてもうらやましくも感じました。
> ストーリーも平凡で、終始単調に物語が進行していく映画であることから、好き嫌いがハッキリ別れる 映画なのでしょうが、この映画を悪く思う人はいないと思います。
> 非日常的で、ハラハラするような映画はとても面白いですが、『秋刀魚の味』のようにある家族を軸にして平凡でどこにでもあるような物語を我々観衆は第三者の目で観ることにこの映画の意義 があるように感じます。
> 私には3歳下の妹がいるので、もし父がこの映画を観たらとても感動するように思えます。父も妹を溺愛しているので、きっと主人公の平山氏の気持ちに共感できるでしょう。
> そんな意味で、『秋刀魚の味』は*共感装置のような映画*なのではないでしょうか。
> 私は21歳で、もちろん妻子もいなければ、まだまだ若い年代です。
> よって、ある程度年齢を重ねた後にこの映画を再び観てみると、今よりももっと楽しめると思います。
『アラバマ物語』
齊藤龍児
> とても感動しました。
> 主人公のアティカスには、静かながらも強い信念を感じ現代の派手なヒーローとは違うが、ある種のヒーローであったと感じました。
> その主人公を中心に広げていくと思いきや、子供視点のシーンと織り交ぜて進められていて、ただの法廷映画に収まっていないところは他の映画と違うところではないかと考えました。
> 私が思うに、二つにわけられるこの作品のうち、やはり私は差別をテーマにした法廷のほうにとても興味を注がれました。
> 南部の黒人差別の色濃さを映し出した本作品は、訴えるべきものが明確に主張されているとてもいい作品だと感じました。
> それを訴えるアティカスのキャラクターもまたヒーローのようにかっこよく、みていて味方についていきたいと思わせるような紳士で勇敢な方でした。
> 残酷なシーンはあれど、真実に迫った作品で、アティカスの誠実さと人種差別の壁、このふたつの衝突に誰もが感動する作品であると思いました。
> 印象に残った名シーンですが、やはり法廷でのアティカスの陪審員へ懸命に訴えるシーンに感動を抱き、印象深かったのでここかなと思います。
>
『アラバマ物語』
田中智大
まず一言で言えば現代に必要な教科書だと感じた。
> 前半は子供の成長を描き隣人の謎のブーが何なのか気にさせて後半は人種差別を鮮明に描き憎悪と感動が混じり最後に隣人のブーが障害者であることがわかり、そのせいで閉じ込められて変な噂を流されていたとわかって涙を誘われた。
> この時代も人種差別があったなか、こういう映画を作り世に出したのは勇気がいることだと思うしすばらしいと感じました。
> 自分の中で一番感動した場面はトムの裁判のときアティカスが答弁したときがぐっときました。
『アラバマ物語』
矢口優太
今回「アラバマ物語」というまだ黒人差別や障害者への差別があった時代の映画を見ましたが、私が想像していたよりも差別が厳しく驚きました。黒人のトムが無罪と分かっていながら有罪になってしまうところや、障害者のブーが家に閉じ込められているところが印象に残りました。今も何かしらの差別があると思いますが、将来はその差別も無くなるのかどうかが気になる映画でした。
『アラバマ物語』
小松三夕希
> 1 感想をひと言で表現すると
> 人種差別が生んだ罪
> 2、その理由、その他感じたこと
> 黒人差別が根強く残る社会で、公平性に欠ける不利な状況での裁判であり、
やはり黒人男性のトムが有罪という結果になった。この裁判が白人同士だったら違う結果になったのではないかと考える。判決がくだった後にアティカスがトムに対して『まだ望みはある』と励ましの言葉をかけるが、トムは、すぐに諦めてしまったが、客観的に見たらすぐに諦めたと思うが裁判の時点でトムは精神的に圧迫されていたのではないかと思う。
> スカウトのセリフのなかに『相手の靴を履いて歩いてみる』というセリフがあったが、この言葉は、とても奥深い言葉である。
> ストーリーの流れに対して違和感を抱いた。もっと人種差別について訴えかけられるような作品に出来なかったのか、と少し不思議に思った。
> しかし、そう感じたのは、あまり差別や偏見のないなかで私が生活しているからなのだとも感じた。私は、区別は必要だが、差別は必要ないと常に思う。
『アラバマ物語』
村山英雄
1、気づいた私はその中にいたのだと思います。
2、今回は、先日提出させていただいた感想文とは> まったく違う内容でメール提出させていただきます。
> アラバマ物語の世界観に入りすぎて感情移入をしてしまったと今回私は思います。 鑑賞後の感想では、ものすごく白人に対して怒りの念を抱いてしまいました、トムに対する 審判のシーンでは、とても悔しさが残りました。
> 今回改めて感想文を書く機会があるので冷静になってあの映画を思い返すと、 ものすごく感情移入しやすく、世界観に溶け込めた感があり、その点を思い返すとやはり名作と認めざるえない気がします。わたしは、映画を見た後気になることがあると、ネットを使って 検索を掛けるのですが、この行動はその映画が良い作品であるか、俳優(主に女優)に 興味がある時しか行わない行為で、今回は前者の理由で「アラバマ物語」をつい調べてしまいました。
> 人種差別という世界観に一線を踏み出し作り上げたこの作品に私は拍手を捧げたいと思います。
『アラバマ物語』
田中智大
前半は子供目線で成長を描いていてどこか懐かしく感じた。
> 後半は人種差別や障害者を差別など訴えかけてるのを感じた。
> この映画を今の学生に見てもらいたいと感じました。
> またこの映画を作った時代も人種差別が強く残っていたはずなのにこれを作った監督はすごいと思ったし尊敬します。
『アラバマ物語』
杉本秀平
前回の『七人の侍』に比べると、コンパクトで内容も分かりやすかったです。
> 子供が主役のような映画でしたが、「人種差別」をテーマにした映画だったので、思ったよりも 重いストーリーだ、と感じました。
> この物語が秀逸だったのは、子供視点から見た大人の世界を描いていたことだと思います。 汚れのない無垢な子供の世界と対象的に人を差別し続ける大人の世界を対比されていました。
> アティカスがスカウトに「ケンカはしてはダメだ。話し合いをしなきゃ」と言っているシーンがそれを特に色濃く表していると思います。
> 出来レースのような裁判を見せられた子供達は、大人の不条理な世界にきっと何かを感じたこと でしょう。
> 物語の終盤で、白痴のブーがジェムを救ったところは、この物語の救いの部分でもありました。
> *人は肌の色や頭の良し悪しを物差しにして測ってはならない。*
> *やさしさや思いやりが大切なのだ*という、人間の根本的に大切なあり方を再認識させてくれる物語でした。
『七人の侍』
田中智大
昭和の時代に3時間を越す映画があったのか、とびっくりした。
> 最初のほうは、台詞が聞き取れなかったがそれでもストーリーがわかってしまうのは昭和の名作なんだなと感じた。
Ø 現代で有名監督が作っている映画にこの7人の侍が影響していると聞いたときは自分のことのように嬉しく感じました。
『七人の侍』
金澤秀美
私は初めて七人の侍を観たのだが、黒澤明監督だけあって、非常に男臭い演出とストーリーだった。私のおじいちゃんが時代劇が好きなので、おじいちゃん世代にはもっとウケが良いのではないかと思った。ある女性が男性に変わる時、髪型一つで印象がとても変わったことと、色気を感じさせられた。そして、侍と貧困の百姓たちは、理解し合えない所が多々あるように感じさせられた。主人公は、最後に敵を倒し、役目を務めた部分が責任感の重さを伝えてくれた。また、侍と庶民との恋愛は非常に難しく、困難なものであると教えてくれた。
非常に長い時間を掛けた作品だったが、とても印象的な作品だった。
『七人の侍』
村山英雄
1.リアルを追求した、演出、役者の演技力に喝采
> 2.リアルな感じを出すために要所要所に細かい演出がされていました。
> 菊千代演じる三船敏郎が最後の戦いに向け、刀を6本くらい地面に突き刺しおいて いたことがすごく演出に力を入れていたと思いました。
> 1つの刀では4人ほどしか切れないということもあり、そのことをちゃんと配慮されていて演出に取り入れているところを見るとさすが黒澤明といったところだと思いました。
> ただ、私はあまりこのような映画を見なれていないので、長い時間もあり少し疲れてしまったのも事実でした。
> それに演技の間がとても長く、声も聞きとりずらく残念におもえました。
> 私のようなお子様にはまだなかなか入り込めない世界でした。
『七人の侍』
杉本秀平
最初に感想を一言で言えば、*あまり現代人には受け入れられない映画*だと思いました。
> そのように思う理由としては、現代人は非常に忙しいため、長い時間を割いてまで映画を観ないと考察するからです。
> 私自身、映画鑑賞は趣味の一つなのですが、映画鑑賞に割ける時間は精々2時間半までです。
> それ以上になると、他に費やさなければいけない時間を無駄にしてしまうので、あまりこのような 長い映画は好んで観ようとは思いません。
> 我慢の足りない現代人にとって、なかなか厳しい映画です。
> しかし、この映画の徹底的に追求したリアリズムには脱帽しました。
> 現代の乞食でも着ないような衣装、何を喋っているのか聞きとれないセリフ、手に汗握るような 決戦のシーン等、黒澤明が昔にタイムスリップして撮影したかのようにリアルな演出は、テレビ で放送される時代劇と比べものにならないぐらい素晴らしかったです。
なかなか、観るのに疲れる映画ですが、一生に一度は観といて損しない映画です。
『七人の侍』
齊藤龍児
> 皆さんとのディスカッションである方が魂をぶつけた作品であったとおっしゃっていました。
> この作品を観たとき、長いという感想とともに、描写がすごく丁寧であり、かつ大胆でもありました。
> 侍一人一人が主人公であるかのような扱いがあり、個性豊かで生き生きしていました。侍と百姓との関係性ですが、見る限り、侍の方が上位である印象を受け、登場する百姓はその侍に臆病になっていました。その関係性が徐々に打ち解けはじめ、最終的には一致団結し村を守ることに成功する。その流れはごく自然であり人間の持つ可能性の一つを提示してくれたかのようなシーンでした。
> また、最後の戦までの流れですが、当初、7人の侍を選抜する時のテンポのよさ、順調に進んでいるかのようだったが一転、村に着き現実に直面する。しかし菊千代のおかげで仲が縮まり一意団結、そして戦となるわけですがその戦が荒れていた、というかぶつけ合いの生々しさみたいなものを感じました。朝日とともに野武士が下ってきての最終決戦、泥にまみれながらの攻防戦に息が止まりました。
> そしてそんな仲にも人間味を思わせる話が入っていて、これでもかといわんばかりの内容でした。
> 良いところを余すことなく作品に詰め込み、その結果、前編後編を擁する作品になったのだと感じました。素晴らしかったです。
『ローマの休日』
田中智大
> 今回ローマの休日を見て今の映画にはない感動があった。
> 現代の映画は台詞があっての感動があるが、ローマの休日は台詞がない場面でも感動があり名作だと思いました。
> また白黒映画なのに頭のなかでカラーの場面が描けました
『ローマの休日』
斉藤龍児
> 見終わった最初の感想はきれいな映画だなと思いました。
> 物語、主演女優さん、この二点からそう感じました。
> 叶わぬ恋をここまで美しく描いているのがすばらしいです。コミカルな笑いが織り交ぜながらも、最後はしっかりと纏め上げていて、人間の美しい部分を強調したような映画でした。また、舞台であるローマというのもよく描かれており、すばらしかったです。主演女優であるオードリーヘップバーンの美しさは1953年の映画と言うことで約60年も前の作品で、しかも白黒にもかかわらず、超越したものがありました。その見た目だけではなく、作中に演じられた性格も、とてもかわいらしく、好感をもてました。
> 思い出のシーンとして私は最後の記者によるオードリーヘップバーンの好きな街はという質問にローマと答えたシーンを上げました。記者会見での唯一の女王らしくない発言であり、そこにはいろいろな思いが込められていて、その思いを止められなかった、伝えたかったのだと思います。とても感動的なシーンでした。
>
『ローマの休日』
光武勇輝
> 1.流動的な映画の完成度に驚いた。
> 2.とても古い作品だし、コマ割りや俳優・女優の映し方も上手くはないけど、心の動き・ユーモア・ローマの雰囲気をとても上手に使っている。思ったよりスムーズに見れたし、何より技術面や観客を意識しすぎた今の作品には無い、純粋な面白さがあると感じた。
『ローマの休日』
小松三夕希
Ø 1.感想を、ひと言で表現すると「純粋で美しく、そのなかに自由を感じた」
Ø 2.なぜ私が「ローマの休日」を観て純粋で美しくそのなかに自由を感じたかというと「ローマの休日」はモノクロで撮影されているが、オードリー・ヘップバーンの魅力が色褪せることなく表現されており、演技ではない、素のオードリー・ヘップバーンの魅力が最大限に発揮されている。誰しも日常生活のなかで気持ちを隠し、我慢をして自然な気持ちを表現できずにいるが、ローマの休日では悲しいときは涙を流し、嬉しいときには笑い、純粋に感じたことを感じたままに表現している。この映画を観ると自分が思うままに泣いたり、笑ったり、喜んだり、子どもの頃の純粋な気持ちを思い出させてくれる。
Ø 現実的に考えると、新聞記者がスクープを入手した際には絶対に新聞に載せるであろう。しかし、友達のカメラマンと一緒に最後にもう一度アンに会いにいき、アンに写真を返し、握手をする。きっとアンとの出会いや思い出は、金銭にかえることのできない価値があったのではないかと考える。
『ローマの休日』
村山英雄
> 1.最初に感想を1ことでいえば
> 成長していく王女の姿が見事に描かれていて、また間にあるコメディが面白い作品でした。
> 2.次にその理由
> オードリーヘップバーン演じる王女がブラッドリーと出会い、1日でローマの文化や人々と触れ合うことで、 最初は身勝手な王女様だったが終盤に近づくと1人の王女としての自覚と、役目を理解していく、つまり 成長していく心境の変化の描写が見事に描かれていました。
> また、間々にあるコメディの要素なのですが、私からすれば、どれも古典的に思えましたが、見せ方、コメディを挟むタイミングがうまく、どのシーンも、「くすり」と笑わされてしまいました。以上が「ローマの休日」についての感想になります。
『ローマの休日』の感想です。
杉本秀平
> 私は『ローマの休日』を「ロマンスの古典映画」だと考えます。
> そのように考える理由としては、王女様が日常の公務に不満を持ったことから、 ローマの下町へと逃げ出し、そこで知り合った男性と淡い恋に落ちるという、 あまりにも王道的な物語が展開されるからです。
> 『ローマの休日』のような物語構成は、後のロマンス映画に影響を与えているのではないでしょうか。(例えば、ディズニー映画など・・
> また、この映画が今日までに世界中の人々に愛されている理由を2つ考えました。
> * まず1つ目が、セリフが極端に少ないところがあげられます。*
> 現代の映画に比べるとセリフが必要最少きりに抑えられている気がしました。
> 会話が少なく字幕に集中しない分、登場人物たちのアクションに集中できるので、肩の力を抜いて映画を見ることができました。
> *2つ目は、オードリー・ヘップバーンがアン王女の役に最適だったことです。> 純真無垢で世間知らずな女王の役が、気品あふれるオードリーとマッチングしていたと思います。
> オードリーがアン王女の役を演じたからこそ、この映画がヒットしたのではないでしょうか。
>
『掠奪された七人の花嫁』」
小松三夕希
> 1、 最初に感想をひと言で表すなら
> > 今までこれほどダンスシーンが多い映画を観たことがなかったので、躍動するダンスと歌に驚いた。
> 2、その理由
> 古典映画を観る機会がなく、初めて古典映画を観たが、タイトルから想像できない劇団四季のようなテンポのよいダンスシーンは、とても出演者、個々のレベルの高さを感じた。
> 街の若者と7人の兄弟が、街の女性をとりあい喧嘩をするシーンがあったが出演者のリズム感のあるダンスシーンが多く、激しいシーンであったがワンカットで撮影しているようだったので、1つの作品を創りあげることの苦労も感じさせる作品であったと思う。
> その他に感じたことは、ミリーはアダムと出会ってすぐに結婚を決めて、アダムは家事をこなしてくれる女性を求め結婚し、ミリーは温もりのある家庭を築くこと目的としており、お互い結婚に対して相違があったが、ミリーは家事をこなしながらも自ら積極的にアダムの弟達の面倒をみていた部分にはミリーの温かい家庭に対する憧れを感じた。
>
『掠奪された七人の花嫁』
具志 直樹
ありえないけど、おもしろい。
まず最初に、1日で花嫁を見つけて結婚するっていうところや、花嫁を掠奪するなんてありえない。
そんなホントはありえない話を、ミュージカルというジャンルで、夢のあるように表現されていて、とても観ていておもしろかった。
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